弟の気持ち

母親に私が弟のふりをして書いたメール
弟が私に吐露した心境を、
思い出してまとめた。
弟が何を思って今生きてるかその気持ちを、
なぞってみるように言葉をつないでいった……

以下文面引用

こっちは高校卒業したら、絶対父親の元を離れようと、
バイトで疲れようが、学校で眠かろうが、風邪でノドが痛かろうが休まず、栄養ドリンクを飲んで頑張ってる
それも全部今を楽しく生きるより、将来のための努力としてやってる。
頑張ってるねって言われたいんじゃなく、自分のため。

でもどんなにギリギリまで頑張ってもバイト代は貯まらないし
就職の情報も不足してて、今、気持ちが揺れてる。

生活のことを考えると、父親が金なくなって、もしサラ金から借りてたらとか、いつか今の生活に終わりが来て夜逃げとか

ホント高校行ってても、みんなだらだらしてスゲー時間無駄してるやつばっかだし、自分が働いてなんとかなんだったら、父親を捨てて、寮に入って仕事をしたほうが高校通うよりまだ有意義な時間の過ごし方だと思う。

今日は父親殺す夢見たし
この生活、この家族
すべてがヤバい。
最悪最低


ここまで書いて、高校通うより働くって道の方が有意義と思ってはないのかもなやっぱり普通に、高卒の学歴がほしいから、頑張ってるんだろうなと思った。
それにしても弟の置かれた状況や学びは随分試練の多い道だなと思った。
そしてもっとこの人の事を労ったり、気遣ったり、解ってあげなくてはと……

こんなに頑張ってて報われなかったら悲しいし、
こんな私はなんて情けない、
ここにこんなにがんばって逃げださない
人がいるではないか

私だって…………。