生きてるだけで100点。

生きてるって何かを表現することでしょう 表現せずにはいられないのかも知れません..............虚空に逃れようとしても ここにいるのを誰かに見つけて欲しいのかも知れませんね

歌がうまくなるコツを考える。音痴で嘆く前に(歌う楽しさを教えます)

こんにちは。歌唄いです。

どうやって歌がうまくなるのか。それを考えていきたいと思います。

 

歌とは、口や喉から発声させるものなので、頭や首胸が声を出すときに一番気を集中しているところです。

何故喉と口のみではないかというと、響きのある声を出すには、声帯周辺の体そのものを響かせるために姿勢をコントロールするからです。

それを踏まえた上で、まず口と声帯の扱い方をコントロールする力を身につけていくトレーニングから始まると思います。

顔の筋肉、口の開け方ひとつで、全く違う響きを出し分けることが可能です。

音域や出したい声の質感によって、口を縦に開ける方が出しやすい等、にあたります。

野球やサッカーならボールを蹴ったり投げたりして、コントロールするところからプレーが始まりますね。

歌唱にとってボールに相当するのが、口と喉です。

口と喉をいかに自分の意思で自由自在にコントロールできるようになるか、

これがプレーにとって重要なのは、野球やサッカー同様です。

 

野球やサッカーに例えるならば、歌唱ができる=ボールをうまく扱えることだと思います。

そして、ゴール得点を入れるためのプレーができるようになること。これが歌が巧いという成果に表れると思います。

つまり、「歌が巧いと言われる」までの練習は、サッカーでいうところの試合でゴールが決められるレベルにあるというわけです。

歌が芸術性の点で、サッカーや野球とは同一線に語れないと思いますか?

でもね、脳が、あるひとつの動作をスムーズに、できるようになるまでの習得プロセスは歌もスポーツ同じだと思います。

たとえばサッカーでリフティングができるようになるまでには、脳が一連の動作をスムーズに行うためのリフティング専用回路を新たに作る必要があるのをご存知ですか。スポーツ科学では、反復練習はこの回路を脳に作る作業だと言われています。

私自身が歌を歌う時を考えると、音感は抜きにしても、この反復練習をかなりやっていることが思い出されます。

好きなことを努力するときは、努力にすら感じず、苦手なことをだとちょっとずつ練習して、時間が空いてしまったり、

思ったような劇的な変化を感じないと、諦めてしまったりしまいますよね。そこで終わってしまい、自分は歌が下手だと思うのは、

リフティング専用回路を脳に作るのを諦めて、リフティングができないまま放置しているのと一緒だと思いませんか?

 

なので、このトレーニングは、スポーツ同様、反復練習とよい指導者からの合理的な方法論による指導で

磨くことのできる余地がたくさんあるところだろうと思います。

プレーを研究するという点で、よく一流選手が自分の競技中の映像を何度も何度も見直したり、他の一流選手がプレーしている映像を何度も何度もみて分析したりしていますが、歌の技術向上においても、大変有効な練習方法の一つだと思います。

自分のプレー(歌唱)を客観的に聴くこと、一流歌手の歌唱を何度も何度も聴くことで、何が差なのかを自己分析する事で、

自分の何が足りないのかが見えているのといないのとでは、大きな差なのです。

 

その上で、良き指導者に、自分の弱点や、伸ばしたいところをどうやって伸ばすかを相談すれば、飛躍的に伸びる可能性があります。

スポーツ同様、自己分析とコーチからのフィードバックは歌唱力向上に効果があると思うのは、やはり似ているなぁと思います。

 

歌そのものを楽しむ事。

これもスポーツ指導でよく言われている、「楽しい人が一番早く上達できる」ということです。

努力にすら感じない、歌うことを楽しむ事、歌を好きになること。これこそが一番早く上達できる近道です。

喉や口の使い方を習うとき、音程の上げ下げを自由自在に操るとき、それを何でするのか、

上手くなりたいから?巧いって言われたいから?下手だから?

 

楽しいからです。楽しんでいるからです。

巧いって言われようとするから、練習になるんです。楽しむことを忘れないでください。

上手になることより、歌って楽しいな、そう思うことの方がARTです。

ARTだと思えばいいのです。人と比べて上手いだどうだ、ではなく、

私にしかできないART。

 

これは、科学的知見ですが。

チコちゃんに叱られる」という番組で

スピーカーからどうして、楽器の音が出るの?楽器があるわけじゃないのに、どうして、スピーカーは楽器の音が出せるの?

という質問をチコちゃんがしました。

どうして、スピーカーから、音楽って聞こえるでしょう?

何種類もの楽器がなるオーケストラでさえも、スピーカーひとつで音が鳴るのはなんでだ?って疑問。

言われてみれば、ホント、本当にそうだ、その通りだーーーー!って思いませんか。

テレビを観ていて、本当にそうだ、今までどうして頭を抱えて悩まなかったんだろう?って不思議ば気分になりながらも

誰一人として、出演者はスピーカーから歌や楽器の音が出る理由を答えられる人は居なく…

チコちゃんに「ぼ〜〜ぉっと生きてんじゃねぇーよ!!!」岡村分、ゲスト分で3回聞いた後、ようやく正解VTRへ。

 

原理的には、理系のお話になっちゃうし、「チコちゃんに叱られる」のスタッフさんが作った検証VTRが非常に非常にわかりやすくて

そちらを視聴してもらうのが、一番わかりやすいと思います。ここで箇条書きで書くと、

 

説明する原理がいくつもあって

1つ目は、スピーカーがどうやって音を出すかの仕組み

2つ目は、人間の耳が音を聞き分ける際の仕組み

3つ目は、音が干渉する仕組み

4つ目は、複数の音波が干渉しあった音楽をスピーカーがどうやって出すかの仕組み

5つ目は、複数の音波が干渉しあった音楽を人間の耳がどう聴くか、聴き分けるかの仕組み。

によって、この「スピーカーそのものに歌や楽器が入っているわけ無いのに、歌や楽器の音が聴こえてくるの?」という疑問を解説しています。

 

それを観た上で、なんで歌をカバーするのか?っていう理由が見えた気がしました。

歌をカバーするのか、それは固有振動数を出せるのは、世界で一人きりしか居ないからだと思いました。

どんなに本家が上手かろうと、下手だろうと、本家の歌う固有振動数を出せるのは、本家しかいないし、

カバーする人だって、同様なのです。

その時点で唯一無二なんです。これってARTだと思いませんか。

唯一無二っていうだけで。

既にARTだと言っちゃうのは、安っぽいですかね?

ARTってもっと複雑で、技巧に満ちて難解なのものって思われがちですけど、

今ココに生きている人が、何かを表現したら、それを真似てしたからって、それが死んでしまうわけじゃないし。

それこそ、サッカーや野球を誰でも気軽に始めるスポーツと同じように、

今ココで自分の歌いたい歌を歌うことがARTだって胸を張って言える人が、増えて欲しいなぁと私は思います。