虚無感と無欲

しなければならないことは何もない
しなければならないことは何もない


必要なものは無い

必要なものはじゅうぶんに在る

ただ在る ただ有る


自然にまかせる
流れに乗って
自分で邪魔しないこと
逆らわずに 抵抗せずに 止めないで
目の前を通過するたくさんの物事を
肯定し、祝福し、受け取る

今に意識を向ける 足りないものは無い




すべてはひとつ


何の義務もない
何の契約もない
守るべき約束はない
見渡す限りの自由
そこに選択の自由がただ ある


選択しない自由も



自由のなかで私は何もない
それを私が選ぶ限り
苦しむことはないだろう




喜びや悲しみなどの感情にのまれず
何もしない中で 今に意識を向ける



つまらなかったんだ今までの生き方が
ずっと探してたんだ






手を伸ばして届かないものを
ほしがるのはやめて
そういう生き方やめたかったんだ
片方だけを望んだり 片方だけを
いいって思い込んで突進し続ける生き方を


悲しみを否定したら、喜びも否定してるし
喜びだけ得ようとしても、


悲しみがついてくる



忙しさから逃げ出し 一人きりになった時
絵も言えぬ虚しさと対面する


逃れようとは思わない 追いかける気はない
何もない 何も欲しくない